子供の教育について患者様と話す機会が多かったので少し勉強していました。
文部科学省による文献を引用して書かせて頂いております。
子供教育の現在の日本での問題点と言われているのが…
- 子供の基礎的能力の低下
- 地域社会の教育力低下
- 家庭教育力の低下
子供の基礎的な能力の低下
子供の育ちの現状…基本的な生活習慣や態度が身についていないと他者とのかかわりが苦手である自尊心や耐性、模範意識が十分に育っていない運動能力が低下している。
幼少期の子育ての仕方としては、生活習慣や道徳性の芽生え・好奇心・探求心を培い学習意欲の基礎となる部分を向上させることが大切と言えるでしょう。
地域社会の教育力の低下
地域社会とは、地域で子供を子育てして見守る環境の事を言います。
子供の基礎能力の低下は、子育ての環境が整っていないことが原因と言われております。
少子化、核家族化が進行して、子供同士が集団で遊び熱中し、時には葛藤をしながら、互いに影響しあって活動する機会が減少するなど様々な体験の機会が失われている。人間関係の希簿化等により、地域社会の大人が地域の子供の育ちに関心を払わず、積極的に関わろうとしない、または関わりたくても関わり方を知らないという傾向がみられる。
地域社会の教育力の低下により子供が経験すべき貴重な機会が失われることがあり、子供の成長に影響を与える可能性があると言えます。
文部科学省によると地域社会の教育力の低下してしまった原因は
- 少子化
- 核家族化
- 都市化
- 情報化
- 国際化
大人優先の社会風潮になっていってることを指摘してます。
地域社会の教育力が低下したことで、子供同士で遊ぶ機会や貴重な経験体験が少なくなり子供の成長に悪影響を及ぼしている可能性があります。
家庭の教育力の低下
家庭の教育力とは、保護者や家族の大人が子供の教育を支援することを指します。
地域社会の教育力の低下にともない、家庭の教育力も低下している事が見受けられます。
家庭の教育面のサポートが不足しているため、子供の基礎的な能力も下がってしまうのです。
子供は、成長するうえで様々な体験を経験する必要があります。少子化や核家族化の影響により子供の集団遊びに熱中する機会が少なくなりました。
インターネットやテレビゲーム・スマホゲームなどの室内の遊びが増えることも貴重な体験を減少させる要因だと考えられます。
家庭でも子供に目を向けることがサポートの課題となってくるでしょう。
子供の教育に大切なこと
- 遊びの中で学ぶ
- 身体を積極的に動かす
- 人や自然との触れ合う機会を増やす
感受性が豊かな子供は、知りたいや気になると言った好奇心や探求心強いため学習意欲が高くなる可能性があります。
感受性は様々な経験をすることで磨かれるので、保護者は子供が感動体験を積み重ねられるように意識してみましょう。
遊びの中で学ぶ
子供は遊びを通して、集中力・思考力・観察力・記憶力・想像力を身につけていきます。
幼少期は、興味や関心が広がり、直接的、具体的な体験を通して発達していきます。
子供が、わかる・できるなどの喜びや楽しさを実感できるように工夫うすることが大切です。
保護者と遊びを楽しみましょう。
- 本を読む・読み聞かせをする
- 工作する
- おままごとをする
- 歌を歌う・リズムに乗って踊る
絵本を読みながら文字を少しずつ習得したり、折り紙で数字の学習に繋がったりするケースも期待できます。
身体を積極的に動かす
運動をすることで子供は沢山の学びとスキルを習得できます。
体力や運動能力の基礎を培う…運動を調整する能力や危機回避の基礎を身につける。姿勢を維持して支える為に筋肉を鍛える。
丈夫で健康な身体になる…健康的に過ごせるようになる。
意欲的に取り組む心が育まれる…やる気・我慢強さ・友達の関係が良好・社交的などの前向きな性格が形成される。
協調性やコミュニケーション能力を育てる…感情をコントロールして友好関係を良好に保てるようになる。
認知能力を育てる…創造力や発想力が豊かになり、物事を様々な面から捉えられるようになる。
オススメの遊びを紹介
- 好きなキャラクターになって遊ぶ
- 音楽やリズムに合わせて遊ぶ
- 大型積み木やマットなど遊具で遊ぶ
- 滑り台や鉄棒など固定遊具で遊ぶ
- ペットボトルや新聞紙などで身近な物で遊ぶ
自発的に子供たちが遊べるようにサポートするのが大切です。
人や自然と触れ合う機会を増やす
人や自然と触れ合う時間が多い子供は、命あるものをいたわり大切にできるようになります。
楽しく学ぶ・身体を動かすことに加えて人や自然と触れ合う機会が大切です。
自然や人に触れる体験を通じて、身近な動植物に対して優しく接したり、相手の気持ちを考えたりしながら言動・行動が出来るようになるでしょう。
- 公園で同じくらいの年齢の子供と遊ぶ
- 親戚や家族に会う
- 保護者の子供や友人に会う
- 朝日や夕日を見る
- 動物に触れあう
- 植物に意識が向くように声をかける。
できる事から少しずつ行っていきましょう。
注意すべきこと
- 子供の成長に合わせて教育を行う。
- 幼児教育=勉強出ないことを理解する
- 見えない教育であることを理解する。
子供の成長に合わせた教育
子供の成長過程には個人差があるのでお子さまの成長具合に応じた教育を行っていきましょう。
乳幼児期…人に対する信頼感を得る為に愛情を与える基本的な生活習慣の形成道徳性や社会性の芽生えとなり遊びを通して子供同士の体験活動の充実
学童期(小学生低学年)…人として行ってはいけない事について知識と感性を身につける集団や社会ルールを守る自然や美しいものに感動する心の形成。
学童期(小学生高学年)…抽象的な思考への適応や他者の視点に対する理解自己肯定感の育成自他の尊重の意識や他者への思いやりの心を育成集団における役割の自覚や主体的な責任意識の育成体験活動の実施などの実社会への興味関心を持つきっかけづくり。
年齢や月齢だけで発育段階を分別するのではなく、お子様の成長に合わせ縦キセルな教育が大切だと言えます。
幼児教育=勉強ではないことを理解する
子供のの教育を行っていくうえで幼児教育を行う方もいるでしょう。
幼児教育=勉強と認識することは間違っています。
幼児教育…幼児期の発達特性に照らす教育の事であり、勉強ではありません。
学力向上や受験などを念頭に置いて知識のみ先取り獲得する早期教育とは異なります。
幼児教育は目先の結果のみを期待するのではなく、生涯にわたる学習基礎を重視して行いましょう
幼児教育…知識・技術・思考力・判断力・表現力など確かな学力や豊かな人間性たくましく生きる為の健康・体力からなる生きる力の基礎を育成する役割を担っている。
見えない教育の理解
子供の教育や幼児教育はすぐに結果が出ない事が多く、見えない教育と言われています。
子供の内面に働きかけ、強さや可能性などの非認知能力を伸ばすことを狙いとしているからです。
学力的な教育であれば、テストの結果がよくなった・字がきれいに書けるようになったなど目に見える形で結果が出るでしょう。
幼児教育は、非認知能力の向上のを目的としているため目に見えた結果が出ない事を理解しておく必要があります。
まとめ
子供の教育に大切なのは、生きる力の基礎を育むことです。
子供は、遊びをとおして集中力・思考力・観察力・記憶力・想像力などの生きる力を身につけていきましょう。
子供たちの為に地域は接骨院はどのように過ごしていけばいいのかを考えさせられる時間になりました。
まだまだ頑張っていきます。
地域と子供を1人で頑張るのは難しい事なので、何かありましたら一緒にお力添え頂ければと思います。
きみしま接骨院