運動連鎖 (キネティックチェーン)

最近9月になり、部活動と併用して陸上や駅伝の練習が始まった選手が多くいます。

皆さん身体の使い方が変わるので、故障やケガで苦しむ方が増えてきています。

当院では、子ども達に身体の使い方やジョイントセントレーションなど様々な角度からお話ししています。

その中でも今回はインソールのチラシにもある、キネティックチェーンについてです。

キネティックチェーン(運動連鎖)とは、運動動作で、筋肉や関節、それに付随する「ファシア」などが連続してチェーン(鎖)のように関連して動いていく流れのことです。

人がスポーツや一つの動作をするときには一つの筋肉が単独で動くのではなく、複数の筋肉や関節、ファシアなどを順番に動かしているということです。

例えば野球のピッチング、テニスのサーブやゴルフのスイングといった運動動作には、足から膝、股関節、体幹、肩関節、腕、手指へとよどみなく動かすことが出来て初めて効率のよい運動動作になります。

「骨格で支える」のは骨、深層の筋、ファシアなどの役目です。


当然、筋肉を全く緊張させることなくなんてことはありえませんが…
筋肉の緊張をあまり感じない「インナーマッスル」と言われる深層の筋肉を使用することで運動効率を上げます。

それを「骨格で支える」イメージです。
 

その上で、意識して動作をしやすいアウターの筋肉や、姿勢反射や生体反射を効果的に使って無意識運動と随意運動を連動させていくのがいいといわれています。


反射の中でパワーに関わるのは「伸張反射」です。


アウターの筋、筋膜、関節、ファシアのつながりと伸張反射がキネティックチェーンの根幹になり、キネティックチェーンがうまく連動することが効率的なスイングパワーになります。

中々難しい話かなと思いますが、様々な運動を行うときに人間は無意識に楽を選びます。そのため、新しい動きを獲得しようとすると故障の原因になります。

だからこそ身体の強さを構築することは求められます。

お困りの方、中々怪我が治らない方はお気軽にご相談ください。

きみしま接骨院

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