ランニングでは、正しいフォームを身に付けるためには意外に多くの練習と時間が必要です。初心者には一見単純な動作に見えるかもしれませんが、そこには多くの要素が含まれています。正しいランニングフォームは、頭から足先まで全身を使って行います。ランニング姿勢の整え方を覚えると、ケガや痛み、疲労を防ぐことができます。実際、体の一部が少しでもずれていると、走りに支障をきたすのです。
ランニングを始めたばかりの方には、このようなことを考えるのは大変かもしれません。一歩一歩のステップを見直さなければならないかもしれません。でも、ちょっとした工夫と努力で、すぐに自然にできるようになります。
ランニングを向上させる方法
1. 頭を真っすぐにする
うつむいて走ると、首の痛みがひどくなったり、悪い癖がついてなかなか治らなかったりします。また、首に負担をかけてしまうことで、後々痛みを感じることもあります。「うつむいていることに気づいたら、顔を上げて姿勢を整えることに集中しています」
顔を上げて、3~4.5m先の路面を見て走ることが大切です。そうすることで頭の位置を正しく保つことができ、もちろん何かにぶつかることも少なくなります。
2. 良い姿勢を保つ
良い姿勢を保つことは、テクニックにとって非常に重要です。お腹に力を入れて体幹を意識すると同時に、胴体をまっすぐにして肩を後ろに引きます。走る姿勢が悪いと、筋肉が正常に働かず、首や肩、背中に負担がかかります。
3. 肩の力を抜く
肩の位置は非常に重要です。肩を後ろに引いて、背中がまっすぐになるように下ろします。これにより体幹が鍛えられ、体が傾くのを防ぐことができます。ランニング時に後ろや前に傾きすぎると、腰を痛める可能性があります。
4. 腕を横にしておく
腕を左右に振るのは、余計な力が入ってしまうのでNG。そうではなく、腕は身体の横で前後に振るように戦略的に配置しましょう。
腕を振るのは、足と逆の動きをすることを念頭に置きましょう。片方の足が前に出たら、同じ側にある腕は後ろに下がります。この動きが体のバランスを整え、一歩一歩の歩幅を効率的にしてくれます。
5. 肘を曲げる
正しく走るためには、肘が曲がっていることが必要です。肘の角度を70度から110度の間に保つことで、体のバランスを保ちながら走ることができ、走り方に良い影響を与えます。また、肘を規定の範囲内で曲げることで、足や腰の負担を軽減することができます。
6. 手に力を入れないようにする
自分がやりやすいことをやるのは当然ですが、自分のペースを落とす原因になっているものにも気をつけましょう。ランニング中に手を握りしめていると、非常に体力を消耗します。そうすると、長い時間走れなかったり、遅くなったりします。
ランニングの一番良いヒントの一つは、リラックスすることです。手を軽く握って、拳のような状態にします。このとき、手に力が入らないように、自然で快適な状態にしておきます。
7. 膝を緩めておく
膝の位置を意識して走ってみましょう。そうすることで、体全体の調子が良くなるかもしれません。ランニングは関節、特に膝を傷めると思っている人がいます。それどころか、ランニングは正しく行えば関節炎に効果があることが証明されているのです。
膝を少し上げて、力を入れずに一歩一歩動かせば、脚の動きがよりスムーズになります。これにより、足が路面に着いた時の衝撃を、膝がより効率的に緩衝できるようになります。
8. ストライドを軽く、路面に近い位置に保つ
走るときは、ストライドは楽に軽く、親指付け根の足の裏のボールで蹴り出すようにします。そうすることで、両足に均等に体重がかかるようになります。短いストライドで走る場合は、足は体の下で着地することが多いです。そうすることで、バランスを取りコントロールしやすくなります。ストライドを短く、軽くすることで、全体的にエネルギー消費が少なくなり、より速く、より長く走ることができるようになります。ガイボロンスキーは、「時には、走るときに足を『上げて』、小さく速いステップを踏むことを意識するといいですよ」とすすめています。
9. 足の踏み込み方に注意する
走るときには、土踏まずの内側、足の中央に近い部分で着地し、親指付け根の足の裏のボールや足の前部で押し出すようにしましょう。この走り方は、一歩一歩の衝撃を緩衝し、走り続けることを容易にします。
10. 自分に合ったランニングギアを使用する
正しいランニングをするためには、自分に適したランニングギアを活用することが重要です。
きみしま接骨院でも靴の診断やインソールの提供など足に関して施術を行っております。お困りの方はお気がるにお問い合わせください。