パフォーマンスピラミッドとパーソナルトレーニング

今回は、「パフォーマンスピラミッド」について詳しく解説していきます。

アスリートはもちろん、トレーニングで健康づくりをする方は知っておくとすごく有益な内容です。

特に、小学生や中学生の保護者の皆様この知識はしっかりと入れておきましょう。

パフォーマンスピラミッドとは?


そもそもパフォーマンスピラミッドとは、理想とするトレーニングの順番をピラミッド型に表したものです。

一番下の層が土台となり、順番にトレーニングを行うことでパフォーマンスが向上するという考え方です。

これはアスリートに対して使われることが多いですが、小学生や中学生も選手である以上アスリートの考え方が大切になります。

一般的に、土台部分:「ムーブメント」真ん中:「パフォーマンス」一番上:「スキル」と表されます。

このピラミッドは、トレーニングに励む方なら知ってほしい内容なので、ひとつずつ解説します。

スキルは、スポーツ選手にとってかなり重要な要素です。

野球:「投げる」「打つ」「捕る」
バスケ:「シュート」「ドリブル」「パス」などがスキルです。

スポーツにおいては、「スキル」の高さで勝敗が決まるといっても過言ではありません。

このスキルを高める上で必要となるのが下にある「パフォーマンス」と「ムーブメント」です。

スキルは、スポーツ動作の中で自動的に行えているのが理想です。意識と無意識がありますが、無意識にプレーすることが出来れば考えるための脳に空きができるのでゲームに勝つ為にいきます。

パフォーマンス

ピラミッドの真ん中に来るのがパフォーマンスで、簡単に言うと「フィジカル能力」のことです。

筋力 スピード 敏捷性 パワー(瞬発力/プライオメトリクス) 筋持久力/全身持久力これらがパフォーマンスの要素です。

スキルが高かったとしても、筋力やスピードがなければ不利になる場面が出てきます。

ただし、筋力やスピードだけあれば有利かといえばそうではありません。

多くの人は、ピラミッドの土台である「ムーブメント」を見る前に、パフォーマンスに目を向けている選手が多いいです。

ウエイトばかりやって筋力はあるけど、関節の動きがよくないという選手も少なくありません。

ムーブメント

土台部分に位置する、最も大切な要素が「ムーブメント」です。

ムーブメントは基礎的な動作のことで、スキル・パフォーマンスを高めるためには絶対必要です。

スタビリティ(安定性) モビリティ(可動性) フレキシビリティ(柔軟性) 姿勢(アライメント) 呼吸 基本的動作 五感へのアプローチ

これらがムーブメントの要素です。

人間は、ムーブメントが低い状態だと怪我や不調を引き起こします。

自分自身のカラダを思うようにコントロールできなければ、いくら筋トレをしてもパフォーマンスは上がりません。

つまり、パフォーマンスを上げ、怪我をしない身体を作るにはムーブメントに焦点を当てたトレーニングが必要ということです。

パフォーマンスピラミッドが崩れるとどうなる?

パフォーマンスピラミッドが逆だと故障のリスクが増えます。

土台が大きいピラミッド・土台が小さくスキルが大きいピラミッドだとどちらが安定していると思いますか?

勿論、土台が大きい身体です。

パフォーマンスピラミッドに則したトレーニングこそ本当のパフォーマンス向上になる

多くのトレーニングは、筋力や柔軟性から行いがちですが、まずは呼吸や姿勢といった基礎的な動作」から始めることが大事です。

これが一番効率的でパフォーマンスも高まるかつ、怪我の予防にもなるのです。

ただ、ピラミッドの土台を作るのは地味で楽しくなく辛いが印象的です。

習慣化させなくてはいけないと思っている選手や保護者は少なくないですが、中々実行できていないのも理解しています。

習慣化するのには時間がかかります。科学的に250日といわれています…

この知識と考え方は本当に大切なので、選手には理解してほしいです。

【まとめ】パフォーマンスピラミッドを意識しよう

スキルとパフォーマンスを高めていくには、土台となる「ムーブメント」の能力が必要不可欠です。

関節が適切に動くか?脳が正しく働いているか?痛みがないか?

パフォーマンスピラミッドでは、「カラダの基礎的動作・機能」に着目することが何よりも重要ということを覚えてほしいです。

因みに当院では、選手や保護者の方と一緒に個々のレベルに合わせてメニューを組んでいきます。

今変化して、変わろうとしてやる選手は向き合ってやっていく予定ですのでお気軽にお居合わせください。

パーソナル向上・故障の再発予防・パフォーマンスアップ・スキルアップなどお気軽にお問い合わせください。

きみしま接骨院

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