投球障害を起こした選手の復帰過程で注意

投球障害を起こして痛みが出た選手についてのお話です。

痛みが治り、リハビリや順調にスローイングが出来ている選手の再発の多いい時期をお伝えします。

ブルペンの入り方と遠投

「ブルペンの入り方」と「遠投の位置づけ」にあるが、その理由はブルペンと遠投(80m)での再発が圧倒的に多いためである。

「ブルペンの入り方」だが、再発の原因はブルペンの傾斜に適応できずに投球動作が乱れることにある。

突っ込んでしまいステップ脚に荷重できずに合理的な回旋運動が行なわれないため、上肢に頼った投げ方であることが多い。

ブルペンの傾斜に適応するために平地での投球が塁間で70%まで投げられるレ ベルに達したら、ブルペンでのネット投げを10m位の距離で50%の強度から開始する方法もある。

投手はブルペンに入ればほぼ全力に近い強度で投げるものという考えがあり、今まで平地での投球しか行っていなかった場合、傾斜に適応できずに投球動作が乱れているにも関わらず高い強度での投球により再発してしまう。

このようなリスクを回避するためにも傾斜に慣れるブルペンでの近距離でのネット投げは有効である。

遠投

投手は遠投(80m 以上)を行ってからブルペンに入るという固定観念を持っている者が多い。遠投は投射角度も異なり肩の最大外旋角度も大きくなることから、肩肘への負担が過
剰になる。

そのため、遠投はブルペンでのピッチングを数回行い、遠投に耐えられる肩肘の状態になってから行うのがよい。

そもそも遠投は何のために行うのかといえば、動作が小さくなった場合に腕を大きく使うためのもであり、ブルペンに入るための準備ではない。

まとめ

スローイングの中でも投手の復帰と野手の復帰は本当に違います。

しっかり理解して復帰過程を踏んでほしいです。

悩んでいる選手はお気軽にお問い合わせください。

きみしま接骨院

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