骨盤の後傾と故障

■ 骨盤後傾を誘発する主な筋肉

① ハムストリングス
  • 骨盤を後ろに引っ張る代表筋
  • 短縮・過緊張で常に後傾方向へ

👉 肉離れ既往がある選手は特にここが硬い


② 大殿筋(特に過緊張タイプ)
  • 本来はパワー筋だが、硬くなると骨盤を後傾へ

👉 「使えていない」のではなく「固まっている」ケースも多い


③ 腹直筋
  • 骨盤を後傾+肋骨を下げる
  • 強すぎる or 短縮で猫背+後傾セット

④ 内腹斜筋・外腹斜筋(過活動)
  • 体幹を固めすぎるタイプ
    → 骨盤の可動性低下 → 後傾固定

⑤ 内転筋群(短縮)
  • 骨盤を引き込み後傾方向へ影響
  • 股関節の自由度を奪う

■ 逆に弱くなりやすい筋肉(重要)

・腸腰筋

👉 骨盤前傾を作る主役
弱いと後傾に引っ張られる


・脊柱起立筋

👉 背骨を起こす
弱いと丸まり → 骨盤後傾


・中殿筋(機能低下)

👉 骨盤の安定性低下 → 代償で後傾


■ 故障リスクが上がる理由

① ハムストリングスの過伸張ストレス

後傾になると👇

👉 常にハムが伸ばされた状態
→ スプリントで一気に損傷


② 股関節が使えない

  • 伸展が出ない
  • 可動域制限

👉 代わりに
・膝主導
・腰主導

→ 大腿四頭筋・腰部の負担増


③ 出力低下 → 無理な力発揮

  • 地面反力をうまく使えない
  • 力の伝達ロス

👉 無理に力む → 肉離れ


④ 切り返し・減速が弱くなる

👉 ブレーキが効かない
→ ハム・内転筋損傷リスク↑


⑤ 腰痛リスク増加

  • 椎間板ストレス増加
  • 背骨が丸まる

■ 故障を増やす要因(現場で多い)

・長時間の座り姿勢

👉 ハム短縮+腸腰筋弱化


・ストレッチ不足(特に前もも・股関節前面)

👉 前傾が作れない


・体幹トレーニングのやりすぎ(固めすぎ)

👉 可動性低下 → 後傾固定


・疲労蓄積

👉 筋出力低下 → 代償で後傾


■ 現場的まとめ(かなり重要)

👉「ハムが硬い × 腸腰筋が弱い × 股関節使えない」

これが揃うと
ほぼ確実に骨盤後傾+肉離れ予備軍です。


■ 改善の方向性(シンプルに)

  • ハムストリングスのリリース+ストレッチ
  • 腸腰筋の活性化
  • 股関節主導の動き作り(ヒップヒンジ)
  • “固める体幹”ではなく“動ける体幹”

必要であれば
👉「野球・サッカー別の改善ドリル」
👉「その場でチェックできる評価方法」

かなり実践的に落とし込めます。

大会前しっかり骨盤から整えていきましょう。

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