筋繊維の性質・働き
筋繊維は大きく2つに分類することが出来ます。
速筋繊維(FT繊維) 遅筋繊維(ST繊維)
速筋繊維(FT繊維)…短時間のパワフルな収縮の時に重要な働き(短距離・ジャンプなど)
遅筋繊維(ST繊維)…自給的な運動において重要な働き(マラソン・長距離など)
筋繊維は異なる機能特性を持っています。この両繊維のいずれかの筋繊維が多いか少ないかによってスポーツの成績に大きな影響を及ぼすと考えられています。
筋繊維 | 筋繊維太さ | 収縮速度 | 最大筋力 | 色の色彩 | 疲労 | 適応種目(例) |
速筋(FT) | 太い | 速い | 大きい | 白い | 疲労しやすい | 短距離 |
遅筋(ST) | 細い | 遅い | 小さい | 赤い | 疲労しづらい | 長距離 |
筋繊維と運動成績
FT繊維とST繊維は2種類のタイプの筋繊維が交じり合って1つの筋肉を形成します。
この混ざり具合は個人で異なります。(短距離が得意・長距離が得意な人が出る理由。)
例…マラソン選手ST繊維の割合が高く(80%以上) 短距離選手はFT繊維の割合が高く60%以上を占めていることが明らかになっております。
筋繊維を調べる方法は(バイオプシー検査)
筋繊維タイプとトレーニング
筋繊維の比率はトレーニングによって変化しない事は分かっております。
一卵性双子の筋繊維は双子間で似ている。
二卵性双子の筋繊維は双子間で似ていません。
筋繊維比率は遺伝的に影響を受けることは理解できます。
トレーニングによって、筋繊維比率は変わりませんが身体を変化させることは可能です。
トレーニングについて知りたい方はいつでも言ってください。
きみしま接骨院