テニス肘

上腕骨外側上顆炎(じょうわんこつがいそくじょうかえん)では手首を上に起こしたり、指を伸ばしたりするときに肘の外側に鋭い痛みが走ります。


日常生活動作としては、例えばものをつかんで持ち上げる、タオルや雑巾を絞る、ペットボトルの蓋を開ける、キーボードを打つ、草引きをする、などの動きで痛みを感じます。

多くは動かしたときの痛みであり、初期には安静時に痛みを感じることはあまりありませんが、症状が強くなると安静時にも痛みを感じるようになります。


テニスのバックハンドの動作で痛みを感じることがあることから、テニス肘という別名で呼ばれることがありますが、実際にはスポーツ以外に、職業上での動作、日常生活動作などが原因となる場合の方が多いようです。

肘の外側の硬い骨の部分を「外側上顆」と呼びます。

この外側上顆に付着している3つの筋肉が原因となって起こります。
3つの筋肉とは
手首を伸ばす(上に持ち上げる)働きをする
長橈側手根伸筋(ちょうとうそくしゅこんしんきん)と
短橈側手根伸筋(たんとうそくしゅこんしんきん)、
指を伸ばす働きをする
総指伸筋(そうししんきん)です
一般にはこれら①~③の筋肉の付け根、“腱”という場所が肘の外側で炎症をおこして痛みが起こります。

くり返し手首を伸ばしたり、指をのばしたりする動作を繰り返すことで炎症が起こります。
具体的には
①スポーツなどでの繰り返しの刺激:テニスのバックハンドやゴルフのインパクトの瞬間など
②職業上での繰り返し動作:料理人で重い鍋を振る、硬いものを包丁で切る、農業で草引きをする、肉体労働で重いものをもって運ぶなど
③加齢に伴う筋肉の質の低下:年齢とともに筋肉の柔軟性が失われ、繰り返しの刺激に弱くなっていくと考えられます。

筋肉の走行上、肘から手首にかけてそうこうしているので、手を使用する方は中々治りづらい傾向にあります。

当院では、セルフケアから施術までしっかり行っております。

きみしま接骨院

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