お米には炭水化物・たんぱく質・脂質、ミネラル、ビタミンなど、様々な栄養素が含まれています。その中でも体や脳のエネルギー源となる炭水化物が7割以上を占めます。
炭水化物 55.7g パワーの源になるエネルギー
たんぱく質 3.8g 血夜や筋肉、臓器など身体を作るもと
食物繊維 0.5g お腹の調子を整える
ご飯1杯 150 g (234kcal)に含まれる栄養素
カルシウム 5mg 丈夫な歯や骨を作る
鉄 0.2mg 酸素を全身に運搬する働き
マグネシウム11mg 骨や歯の発育・強化 神経情報の伝達
脂質 0.5g 細胞膜やホルモンなどを作る
ビタミンB10.03mg 糖質の代謝をサポート 神経機能を正常に保つ
ビタミンB20.02mg 脂質の代謝をサポート 髪や肌の健康を保つ
亜鉛 0.9mg 新陳代謝や免疫反応など、体内の様々な働きをサポート
お米の種類①
【玄米】ビタミンや食物繊維が多く栄養価が高い
収穫した稲のもみから、もみがらだけを取り除いた状態のお米のこと。
精製されていないため、ビタミンやミネラルなどの豊富な栄養素が含まれています。
胚芽やぬかをどのくらい取り除くかで「3分づき」「5分づき」「7分づき」などの分づき米ができます。数字が小さい
ほど玄米に近く、数字が大きいほど白米に近くなります。
分づき米は玄米よりも食べやすく、精白米よりも栄養価の高いので、玄米に抵抗がある方は、精白米に近い7分づきから始めてみるのがおすすめです。
《発芽玄米》
玄米をわずかに発芽させたものです。発芽させることで、玄米中の酵素が活性化されるため、玄米よりも栄養価が高くなるとされています。特に神経伝達物質であるGABA (ギャバ)が豊富に含まれ、ストレス軽減に役立つといわれています
お米の種類②
【白米】食べやすい
胚芽や糠層の部分をきれいに取り除いたお米のこと。
消化がよいためすぐにエネルギーとして活用することができます。
【胚芽米】玄米より食べやすい
特殊な精米技術で玄米の胚芽が8割以上残るようにぬか層を削り取っているお米です。精米の程度を調整している「分づき米」とは異なります。
ビタミン・ミネラルや食物繊維といったお米の栄養素は主にぬか層や胚芽部に含まれているため、玄米と比べると多少栄養価は落ちますが、ぬかのにおいや独特の食感がやわらいでおり、白米の食べやすさと玄米の栄養価の高さ、両方をとったような魅力があります。
お米の種類③
【雑穀米】手軽に栄養面をアップ
いろいろな雑穀を白米に混ぜて炊いたものをさします。一般的に売られている雑穀はブレンドされたものも多く、アワ、ヒエ、キビ、ハトムギ、モチムギ、キヌア、アマランサスなどの雑穀や、赤米、黒米などの古代米などがあります。
簡単にまとめると・・・
- 白米:おいしく消化にいい
- 玄米:栄養価を重視
- 胚芽米:玄米より食べやすく白米よりも栄養
- 価が高い
- 雑穀米:いつもの白米を手軽に栄養価をアップ
白米と玄米
白米
★デメリット★
- 精製されているため、食物繊維
- やビタミン・ミネラルの含有量が少ない
- G1値が高く、血糖値を上げやすい
★メリット★
- 精製されていないため、食物繊維やビタミン・ミネラルの含有量
- が多い
- GI値が低く、血糖値を上げにく
玄米
★デメリット★
- 精製されていないため、有害物質を含んでいる可能性がある
- 消化が悪い
まとめ
●玄米は表皮が硬いため良く噛まないと胃腸に負担がかかったり、消化不良を起こす恐れがあります。
特に胃腸の弱い方や、噛む力が弱くなっている高齢者は注意しましょう。
〇現代人は、食物繊維の摂取量が減っています。玄米や、ひえ、あわ、きびなどの雑穀は、他の穀物と比べてみても食物繊維が多いのが特徴。さらに糖質や脂質、たんぱく質の代謝をサポートするビタミンB群や現代人に不足しがちな鉄やマグネシウムなどのミネラルも豊富です。
お米に雑穀を混ぜて炊いたり、分づき米にしたりして、普段の食事に取り入れてみるのもおすすめです!
新米有難うございます。
きみしま接骨院