子供を育てている保護者の方々は、子供の成長を驚く毎日と・このままでいいのという不安な日々が入り混じって生活しているのではないでしょうか?
子供が、なぜそうなるのかを考える上で、子供の成長・発達段階をすることは非常に重要です。年齢や発達に応じて子供がどう感じているのか?考えているのか?成長に必要な過程であることを理解してゆっくりと向き合う判断材料の一つにして頂ければと思います。また、子供の成長には個人差があるのであくまでも目安の中で我が子の成長を一緒に感じて頂ければと思います。
乳児期 0~1歳6カ月ころ
乳児期は、人を信頼する感性や感覚が豊かに発達する時期と言われております。赤ちゃんが望んだことをしてもらえる事で人を信頼する安心感を持つ第1歩となります。
泣くことで、自分の要求を表現して、満たされることで自分の取り巻く周囲や人の世界に対する信頼と自分に対する基本的な自信の感情が生まれてきます。
幼児期前期 1歳6ヵ月~3歳
言葉を話したり歩いたりできるようになり、着替えや排泄・食事やなど自分でできる事が増えてきて、自律性が養われている時期です。周りの世界を少しづつ理解して母の元から離れることで不安を覚えたりする時期でもあります。
この時期に大切なことは、子供が感じている「自分でやってみたい」等の気持ちを尊重して自信をつけて行える環境を整えてあげることです。もし失敗した時も子供が成長できる環境づくりが大切と言えるでしょう。
幼児期後期 3~5歳
脳が発達し、「なんでだろう」と好奇心が沢山出てきて遊びを通して新しいものを作り出して友達との付き合いを学ぶ時期です。水を触ったり飲んだり、坂を上ったり滑って転んだり洋服を汚したりとする中で物事を考えて判断する力が身についていきます。
また、ルールについても理解することが出来る時期です。ここではこうするなどの事を繰り返し繰り返し教えることで出来る事やルールが徐々に身についていく時期と言えるでしょう。
学童期(児童期) 6~12歳
小学生の時期になると、親から離れて過ごす時間も増えていきます。子供の世界がまた1歩広がっていく時期と言えるでしょう。
この時期には、友達との遊びや、周りとの関係性通して社会的ルールや勤勉性を学んでいく事が大切になってくるでしょう。友達と多くの事を学んでいく中で、人間関係やコミュニケーションがより成熟に発達する時期と言えるでしょう。子供の生まれ持った気質や体の違いを理解してありのままの子供の安心感を持って支えましょう。
青春期(思春期) 13歳~18歳
体つきも大きく変化して、自立心が芽生え大きくなる時期になります。
「自分はどんな人間なのか…」「自分は将来どんなことをやりたいのか…」「生きていくとはどういった事だろう…」などと様々な問題について模索して揺るぎない自分を確立していく時期です。
体の変化と共に心が不安定になり、親に対して反抗的な態度をとることもあります。この過程は親から心理的に自立していく為の必要な過程と考えてください。
子供のいいところをほめて、相談事に寄り添った中で子供の自立に向けて後押ししていく時期と言えるでしょう。