身体から出ているサインを見逃すな…

きみしま接骨院では様々なアスリートが来院されます。

その中でも、これは施術が必要なのかと悩んでいる選手も少なくないはずです。そんな選手はお早めにお声掛けください。

回復しているサイン(良好なリカバリー)

サイン説明
朝の目覚めがスッキリしている深い睡眠がとれており、神経・筋肉の回復が順調。
筋肉の張りや痛みが軽くなっているDOMS(遅発性筋肉痛)が収まり、筋肉が修復されている。
心拍数が安定している朝の安静時心拍が自分の平均に戻っていれば、回復が進んでいる証拠。
気分が前向き・意欲があるメンタルが整っており、交感神経と副交感神経のバランスが取れている。
食欲がある自律神経が正常に働いており、内臓機能も回復している。
集中力・判断力が高まっている脳の疲労も回復して、思考がクリアになっている状態。

危険な疲労の兆候(要注意・オーバートレーニングの可能性)

サイン説明
朝起きてもだるさが残る睡眠で回復できておらず、疲労が蓄積している。
筋肉痛が3日以上続く、悪化する通常の筋肉痛ではなく、炎症や損傷の可能性
安静時心拍が高い(+10以上)自律神経の乱れや疲労の蓄積のサイン。
やる気が出ない・気分が落ち込む精神的にも回復しておらず、ストレスやオーバーワークの可能性。
食欲不振・消化不良が続く身体が消化にエネルギーを回せておらず、内臓疲労の兆候。
睡眠の質が悪い(途中で目覚める)疲れているのに眠れないのは、交感神経優位=リカバリー不全。
トレーニングしてもパフォーマンスが下がるトレーニング効果が出ず、逆に体力低下=オーバートレーニング症候群の疑い

見分け方のコツ:自分の「基準」を持つ

  • 朝の心拍数や睡眠時間、気分、食欲などを記録しておくと、体調の変化に気づきやすくなります。
  • スマートウォッチやアプリ(例:Garmin、Oura、WHOOP)を活用すると、客観的なデータが取れて便利です。

迷ったときの指標(目安)

  • 「疲れているけど動けば治る」は注意信号。回復していないまま運動すると悪化します。
  • 逆に「動きたい!」「今日は走りたい!」と自然に思えるなら回復が順調な証拠。

きみしま接骨院より

悩んでいるなら相談してください。

施術でのほうが早くにリカバリーできます。悩んでいるくらいなら受けるべきです。

リカバリーの6つの柱」

1. 睡眠(Sleep)
  • 最重要の回復手段。身体と脳を修復。
  • 理想は7〜9時間の質の良い睡眠。
  • 寝る1時間前はスマホや強い光を避けてリラックス。

2. 栄養(Nutrition)
  • タンパク質で筋肉の修復、炭水化物でエネルギー補給、ビタミン・ミネラルで体調維持。
  • 運動後30分以内に「プロテイン+糖質」を摂ると回復が早まる。

3. 水分補給(Hydration)
  • 体内の代謝や血流を助ける。
  • のどが渇く前にこまめに飲む。
  • 汗をたくさんかいた日は、**電解質(塩分・カリウム等)**も意識する。

4. アクティブリカバリー(Active Recovery)
  • 軽い運動(ウォーキング、ストレッチ、ヨガなど)で血流を促進
  • 休養日にも軽く身体を動かすと疲労が早く抜ける。

5. ストレッチ・マッサージ
  • 筋肉の緊張をほぐし、柔軟性を維持
  • 運動後や寝る前のストレッチ、フォームローラーやセルフマッサージも◎。

6. メンタルケア
  • ストレスは疲労の回復を妨げる。
  • 深呼吸、瞑想、自然に触れる、趣味の時間などで心を整える。

✅ リカバリーのポイントまとめ

リカバリー要素内容の例
睡眠7〜9時間、寝る前のスマホ控えめ
栄養タンパク質+糖質+ビタミンを意識
水分補給こまめに水を飲む、発汗時は電解質も
アクティブリカバリー軽い運動やストレッチ
ストレッチ・ケア筋膜リリース、フォームローラーなど
メンタルケア瞑想、深呼吸、趣味時間

6月は中学生にとって大切な大会が…いつでもお声掛けください。

継続は力なりの真実

継続は力なりと言われるが中々続かない人はこの記事を読んでほしいと思います。

「運動学習の図式」とは、運動技能を学習・習得していくプロセスやメカニズムを視覚的に表現した図やモデルのことです。

以下に、代表的な「運動学習の図式」とされるモデルを簡単に紹介し、それに基づいて図式のイメージを説明します。


①【スキル習得の段階モデル(フィッツ&ポスナーの三段階モデル)】

運動学習のプロセスを3つの段階に分けて示した有名なモデルです。

段階名特徴学習者の状態
認知段階(Cognitive stage)何をどうするのか理解する段階。言語的な指導が効果的。ミスが多く、ぎこちない動き
連合段階(Associative stage)動きの精度が上がり、フィードバックによって修正が行える。ミスが減少し、洗練された動きに近づく
自動化段階(Autonomous stage)意識せずにスムーズに実行できる。注意資源を他のことに向けられる。高い精度と効率のある動き

考えてプレーすることから自動的に動けるフェーズになるなることを指します。


②【運動学習における情報処理モデル】

刺激から反応までの流れを認知心理学的に説明したモデル。

コピーする編集する【入力(刺激)】
   ↓
【感覚器官】
   ↓
【知覚 → 判断 → 応答選択】
   ↓
【運動実行】
   ↓
【フィードバック】
   ↑(ループして再学習に活用)

ポイント

  • フィードバック(内的/外的)を利用して次回の動きに修正を加える。
  • 知覚と記憶、判断が重要な役割を果たす。

一番大切なのはループして再学習を行っていくことです。(継続は力なり)


③【スキーマ理論(シュミットのスキーマ理論)】

新しい運動課題を汎用的に処理するための「スキーマ(運動記憶の枠組み)」を形成するモデル。

構成要素説明
初期条件(Initial Conditions)運動前の状況(位置、姿勢など)
反応仕様(Response Specifications)どのような運動をするかの計画
感覚結果(Sensory Consequences)運動中の感覚フィードバック
結果(Response Outcome)運動の成果(成功・失敗)

運動を記憶していく仕組みで、初期条件から本当に大切です。

ストレッチさぼり気味の選手はしっかり意識して行ってみてください。

きみしま接骨院

6月に起こりやすい身体の不調

日本の6月は梅雨の影響で湿度が高く、気圧の変化も激しいため、体にさまざまな不調が起こりやすい季節です。以下に代表的な不調とその原因・対策をまとめました。


🌧️ 6月に起こりやすい身体の不調と原因

不調の種類主な症状原因
頭痛・偏頭痛ずきずきする頭痛、重だるさ気圧の低下で血管が拡張しやすくなる
めまい・耳の不調ふらつき、耳鳴り、耳のつまり感内耳の気圧調整が乱れる/自律神経の乱れ
だるさ・倦怠感全身のだるさ、眠気湿気や気温差で自律神経が疲弊
むくみ手足・顔のむくみ湿気による発汗低下/水分代謝の低下
関節の痛み膝・腰・肩の痛み気圧低下で関節内の圧力が変化
胃腸の不調胃もたれ、下痢・便秘冷たい飲食物、気温差で消化器の働きが低下
肌トラブル湿疹・かゆみ・あせも高湿度で皮脂・汗の分泌が増加しやすい

🧘‍♀️ 6月の不調を和らげる対策

✅ 自律神経を整える
  • 朝起きたらカーテンを開けて日光を浴びる
  • 夜はスマホを控えめにしてリラックスタイムをつくる
  • **ぬるめのお風呂(38~40℃)**に15分ほど浸かる

✅ 湿気・冷えに対抗する
  • 除湿機・エアコンの除湿モードを活用
  • 腹巻き・レッグウォーマーなどでお腹や足元を冷やさない
  • 冷たい飲食を控え、常温や温かいものを選ぶ

✅ 食生活の見直し
  • 利尿・発汗を助けるカリウム豊富な食材(きゅうり・スイカ・小豆・バナナなど)
  • 発酵食品(納豆・味噌・ヨーグルト)で腸内環境を整える
  • ビタミンB群(豚肉・玄米)で疲労回復をサポート

✅ 軽い運動・ストレッチ
  • 湿気で動きが鈍る筋肉を朝に軽くほぐす(肩回し・前屈など)
  • 雨で出かけにくい日は室内ウォーキングやヨガも◎

きみしま接骨院

大会前の学生に向けて

大会前の「コンディショニング」「テーパリング」「ピーキング」は、アスリートが最高のパフォーマンスを発揮するために非常に重要なプロセスです。

それぞれの用語とその違いをわかりやすく解説します。


1. コンディショニング(Conditioning)
トレーニングや休息、栄養、メンタル面などを調整し、心身ともにベストな状態に整えることです。
目的

怪我を予防する

疲労を取り除き、エネルギーを充填する

心身のバランスを整える

ストレッチ、マッサージ、睡眠の質の向上・食事の管理(カーボローディングなど)メンタルトレーニングやイメージトレーニング


2. テーパリング(Tapering)

目的

大会前の数日〜数週間、トレーニングの量を徐々に減らしていくプロセスです。

身体の疲労を抜きつつ、トレーニングで得た適応を維持します。

筋肉や神経の回復を促すことで、パフォーマンスを最高潮に持っていく準備期間です。

期間の目安

マラソンなど持久系競技:2〜3週間前から行います。

短距離やパワー系競技:1〜2週間前から行います。

負荷を減らすが、強度(スピードや質)は維持することが多く「やらなさすぎ」も逆効果になります。


3. ピーキング(Peaking)
大会本番で能力を最大限発揮できる状態に仕上げること。
目的

ベストタイムや記録更新など、最高のパフォーマンスを引き出す準備です。

テーパリングとコンディショニングの結果として得られる状態に持っていくことです。

タイミング

  • 試合・大会の1日〜数日前〜当日がピークになるよう調整します。
  • 直前に行う刺激入れ(軽めのスプリントなど)
  • モチベーションの調整・メンタルの最終確認試合用の食事・睡眠調整・ルーティン確認です。
イメージズです。
コピーする編集するトレーニング期
   ↓
【テーパリング】
(徐々に負荷を減らす)
   ↓
【コンディショニング】
(心身を整える)
   ↓
【ピーキング】
(大会当日にピークを合わせる)
   ↓
大会本番

まとめ表:
項目目的タイミング主な内容
コンディショニング身体と心の状態を整えるテーパリング期間中〜大会前栄養・休息・ストレッチ・メンタル
テーパリング疲労を抜いて回復を促す大会の1〜3週間前練習量を減らす(強度は維持)
ピーキング本番で最大の力を出す大会の直前〜当日刺激入れ・戦略確認・最終調整
まとめ

最後の大会で気合が入っている選手、故障と悩みながら頑張っている選手など様々だと思いますが、しっかりとした準備が必要になります。

お困りの方はお気軽にお問い合わせください。

きみしま接骨院

腰椎分離症に対する復帰の考え方。

痛めてしまって長期離脱をしていた腰椎分離症にあたって、症状が緩和したからすぐ運動するものではありません。

しっかりとプランニングが必須となります。

腰椎分離症のリハビリは、痛みの軽減と再発予防、そしてスポーツ復帰に向けた段階的なプログラムで行われます。

初期には安静とコルセット固定が重要で、その後、ストレッチや体幹トレーニング、スポーツ動作練習へと進んでいきます。

急性期(痛みと炎症の管理)

安静と活動制限:激しい運動を避け、痛みを悪化させる動きを制限する。

アイシング:炎症を抑えるために、患部にアイシングをする。

コルセットの使用:腰を固定して安定させる。

軽いストレッチ痛みのない範囲で、ハムストリングや大腿四頭筋、股関節のストレッチを行う。

 回復期(可動域の回復と筋力強化)

体幹の安定性エクササイズ:ブリッジ運動やプランク運動など、体幹の筋肉を強化する。

股関節周囲の筋力強化…クラムシェル運動など、股関節周りの筋肉を鍛える。

柔軟性向上のためのストレッチ、股関節や胸椎のストレッチなど、可動域を広げる。

 強化期(機能の回復とスポーツ復帰)

無理は禁物です。痛みの範囲内で、徐々に負荷を増やしていくことが重要です。

コルセットは必要に応じてを使用し、腰椎を固定する。

スポーツ種目によって、リハビリのプログラムを調整する必要がある。

長期戦に対する理解、リハビリは長期にわたることがあります。

根気強く続けることが大切です。

再発予防、リハビリで獲得した機能や知識は、スポーツ復帰後も継続して維持することが再発予防につながります。

まとめ

腰椎分離症の復帰で悩んでいる方は少なくありませんし、当院にもご連絡をたくさんいただきます。

いつでも連絡お待ちしております。

きみしま接骨院

腰痛分離症で悩んでいる選手へ

腰椎分離症で悩んでいる少なくないと思います。

スポーツをしている成長期の選手の腰痛には腰椎分離症を疑いがあります。

腰椎分離症の主な症状は、腰痛、臀部痛、太もも外側の鈍い痛みです。(他にも様々があります。)

特に腰を反らしたり、長時間同じ姿勢をとったりすると痛みが増強する傾向があります.。また、初期には自覚症状が少ないこともあります。

その為、早めに医療機関の受診が必須になります。

症状

慢性的な腰痛が主な症状です。腰を反らしたり、ひねったりしたときに痛みが増強することがあります。

臀部痛・腰痛と同時に、臀部にも鈍い痛みを感じることがあります。

太もも外側の痛みなど臀部痛と連動して、太もも外側にも痛みを感じることがあります。

しびれや稀に、腰椎分離症が神経を圧迫することで、下肢に痺れが起こることもあります。

初期には自覚症状が少なく、安静時には痛みがない場合もあります。

成長期のスポーツをしている選手の運動時痛などは早めの受診が必要です早めの処置が必須です。腰痛だからなんとなくというのは絶対にやめましょう。

特徴

腰を反らした時の痛み増強:腰を反らした時に、痛みが強くなるのが特徴の一つです。

長時間同じ姿勢の痛み、長時間立っていたり、座っていたり、中腰姿勢をとっていると、腰痛が増強することがあります。

進行度合いによる症状の変化:進行すると、症状が重くなり、日常生活に支障が出ることがあります。

まとめ

症状が2週間以上続く場合は、腰椎分離症を疑い、医療機関を受診しましょう.

痛みや痺れが強い場合は、放置せずに医療機関を受診しましょう。

スポーツをしている選手の腰痛は早期対応が大切になります。

きみしま接骨院

骨盤裂離骨折とは 成長期に発生しやすい骨盤や臀部の痛み

骨盤裂離骨折は、骨が弱い成長期に発生しやすいスポーツ障害で疲労骨折の一つです。

サッカーや陸上競技におけるキック動作などにより、瞬間的に大きな筋収縮力が骨盤に作用し、筋の骨盤付着部が急激に牽引されることで、骨盤の一部が裂離する骨折です。

成長期に骨盤裂離骨折が多いのはなぜ?

成長期の骨盤には成長軟骨とも呼ばれる骨端線が残っています。

キックやジャンプ、ダッシュなどの爆発的な筋の収縮により、腱がまだ脆弱な骨端線を引っ張ることで骨端線が骨から分離して骨折となってしまいます。

裂離骨折は、成人では成長期のように一般的ではありません。

成長に従い、骨端線が閉じたり骨化したりすると、骨端線と骨とのつながりが強くなり、靭帯や筋腱と骨の間で力が伝達するプロセスにおいても、特にその部分が相対的に脆弱ということがなくなるためです。

そのため骨盤裂離骨折が生じた同じ箇所で過剰に力がかかった場合、大人においては、靭帯、筋腱、または筋肉を損傷する可能性が高くなります。

骨盤裂離骨折が起きやすい部位は?

骨盤周り股関節周りに症状がある方はすぐに来院を…。

筋肉が強く収縮しているときに骨盤や臀部に突然痛みを感じます。

「ビシッ」という音や感覚を伴う場合があります。

他に、股関節周囲の圧痛が認められ、歩行が困難になる場合もあります。

骨盤裂離骨折になりやすい状態、なりやすい人は?

骨盤裂離骨折は、サッカー、陸上短距離(特にスタートとゴール時)、ハードル、ジャンプ、柔道や相撲の投げ技、野球のスイングなどで起こりやすくなります。

特に中高生である12~18歳の年齢層(ピークは14~15歳)に多く見られます。また、強い筋力を持つ男子に発生しやすいと言われています。

リコンディショニング

一般的には手術などの外科的療法を必要とせず、保存療法が採用されます。

保存療法では、まず安静を保ち痛みが和らぎ、歩行時の痛みがなくなったら歩行を許可します

成長期の障害であるため、骨の癒合が完了し、十分な時間が経過すれば、スポーツ活動に支障が出ることは少なく、予後は比較的良好です。

最初の一定期間の安静を維持しないと、完全回復の遅れ、再損傷、または慢性症状の発症につながるリスクがあります。

リコンディショニング

競技に復帰するまでに数ヵ月かかる場合もあります。

柔軟性を高めるためのストレッチや、関節の動きを伴わないアイソメトリックエクササイズ(等尺性運動)を開始します。

水中運動やエアロバイク、軽いジョギングを始めます。

水中運動は浮力により体重が軽減され、エアロバイクは座位で行うため、体重が直接かかりません。

これらの運動から始め、徐々に体重が負荷となるジョギングに移行します。

その後、経過を見ながら競技に復帰しますが、ここでも強度を徐々に上げていきます。

再発予防のためには、身体と向き合いながら施術が必要です。

まとめ

成長期の骨盤骨折は頑張って練習してしまっている選手は多いいです。

その為、症状が出たらすぐに来院することをおススメしています。

悩んで知る選手はお気軽にお問い合わせください。

きみしま接骨院

ジョーンズ骨折検診・野球肘検診

Screenshot

野球のイメージが多い接骨院ですが、スポーツにも力を入れています。

また、予防にも力を入れています。

怪我しない身体づくり・早期発見・予後のトレーニング

お困りの方はお気軽にお問い合わせください。

きみしま接骨院